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女性のライフスタイルを日々研究中♪/ウーマンズラボラトリー

子供の好き嫌いを克服する秘訣は待つこと!

子供の好き嫌いをなんとかしようと必死になるママは多いですが、子供はなかなか言うことを聞いてくれません。そこでいつ頃から好き嫌いがはじまるのか、大人と比べてなぜ子供は好き嫌いが激しいのか、学んでみましょう。

 

好き嫌いはいつ頃からはじまる

約33%の子供は、早くて1歳から味を知覚する機能が高まり、好き嫌いを判断するようになります。2~4歳の子供のうち、約76%が嫌いなものを知覚し始め、6歳になると約80%もの子供が嫌いな食べ物があるそうです。約8割の家庭が、子供の好き嫌い事情に悩んでいることになります。

 

子供の舌は超敏感

ブロッコリーを嫌っている少年

子供は大人の舌に比べて、味に敏感です、特に苦味や辛味は強く感じてしまいます。

ピーマンやゴーヤは苦味が強く、子供から嫌われる野菜の代表格。そして、味覚だけでなく、食感も敏感で、噛むとぐにゃっとした食感のトマトやナスは嫌われやすい食べ物です。その他にも、舌への刺激が強いネギやショウガ、独特なにおいを発する茸類も嫌われる食べ物として挙がります。栄養価が高く、ヘルシーな料理に使われる食材ですが、子供にとってはクセのある味・匂い・食感で、ついつい遠ざけてしまう食べ物です。

 

無理強いはしない

ミニトマトに嫌悪している子供

子供に成長してもらいたくて、どうしても食べてもらいたいと思っても無理強いは禁物。嫌いなものを無理に食べさせることは、子供にとって非常にマイナスです。克服どころか、食事が嫌になり、より嫌いな食べ物から遠ざかってしまう原因になります。料理に克服してもらいたい食べ物をこっそり入れることもありますが、さけましょう。楽しい食事のはずが、嫌いなものが入っているといやな思い出に変わり、遠ざかってしまうでしょう。克服どころから逆効果であることを肝に銘じておくこと。

 

子供と一緒に料理をする

子供と料理をしているところ

料理が食卓に並ぶまでにどれぐらいの手間がかかるか、子供はわかりません。

作り手の苦労を知らないので、食べ物を粗末に扱っても罪悪感を感じないのも無理はないでしょう。だからこそ、簡単なことからでいいので料理を手伝ってもらい、食卓に並ぶまでに、どれぐらい手間がかかるか知ってもらいましょう。

一緒に買い物に行き、どれが新鮮な食材なのか一緒に選んでみるだけでも、料理への思いが変っていきます。野菜を洗ってから皮を剥くだけでも一苦労ですので、経験をした後は、料理に対する価値観が変わってくるはずです。

 

【食べやすい野菜で代用する】

克服をこころみたものの、苦すぎて食べられない!って子供もいるでしょう。そういうときは子供が苦手な味がする食べものとは違うもので代用するといいでしょう。ピーマンが苦手だけど、栄養満点だから食べさせてあげたい、という方は栄養価が似ているパプリカで代用してみましょう。ピーマンよりも苦味が控えめなので食べやすいはずです。

 

ただ見守る

子供と食事中の風景

人間の舌の上にある味を知覚する細胞は、常に新しいものへと入れ替わり、味覚が変っていきます。今まで苦味を強く感じていたけど、いつの間にか気にならなくなるのもこのため。嫌いなものを無理やり食べさせる事に後ろめたさがあるなら、ただ見守るのも奥の手です。