買ってきた野菜を使った後、普段は捨ててしまっている根やヘタの部分。なんと、水につけるだけで、また食べられるようになる野菜を発見! それが再生野菜(リボベジ=リボーンベジタブル)! 同じ値段で2倍の量が食べられるお得感だけでなく、栽培する楽しさを味わえる、そんな密かに注目されているリボベジ栽培に挑戦してみた。果たして、本当に水につけるだけでおいしい野菜が育てられるのか!?
今回、栽培してみたリボベジは、グリーンピースの発芽野菜である豆苗。栽培期間が短く、育てやすいリボベジなので初心者には最適らしい。では、さっそく栽培をスタートしよう!
まず、豆苗には脇芽と呼ばれる小さな芽がある。これを2つほど残して切るのがポイント(短くしすぎると、育つのに時間がかかる)。それから根が浸るぐらいの水を入れる(豆の部分が水に浸ると腐る原因になる)。
育てる場所は、日当たりの良い室内がおすすめ。今回は日がよく当たる窓辺に置いてみた。豆苗が窓辺の植物コーナーに仲間入りして、花や観葉植物の中でなかなかの存在感を放っている。どんな風に育つのかワクワクする。がんばれ、豆苗!
が、期待もむなしく……2日目~5日目は変化なし。
毎日水を替えても、なかなか育たない。栽培した時期が悪かったのか(栽培時は2月中旬)。
と、あきらめかけていたが6日目、ついに豆苗に変化が! 茎はまだ伸びていないが、小さな濃い緑の葉がちょこっと顔を出した! 沈黙の5日間からの感動の瞬間! 豆苗は確実に育っていた。この頃から、いつもより水が多く減るようになった。
7日目。茎が昨日よりも少し伸びた。ここにきて成長スピードが格段にアップ。栽培6日目に気温が15度を超え、春のような気候になったので、もしかしたら、気候や気温も影響しているかもしれない。豆苗は暖かいほうが良く育つようだ。
8日目。たった1日で見違えるほど、成長! 立派な豆苗に育った。が、購入したときの豆苗に比べるとまだ長さが足りないので、もう少し食べるのを我慢して成長を見守りたいと思う。あと少しの辛抱!
9日目。朝起きて、すぐに豆苗の成長を観察するのが日課になってきた今日この頃。名残惜しいが8日目以上の成長が見られないため、今晩の夕飯にいただこうと思う。
元気に育ってくれてありがとう、豆苗!
さて、いよいよ収穫のとき……。
せっかくなので、サラダにして新鮮さを味わおうと思う。食べやすい長さに切った豆苗に彩り野菜を添えて完成!
9日間の栽培期間を経て、食べる豆苗。買って食べるのとは違う感覚である。やはり自分で育てると愛着も湧き、いつもより丁寧に調理しようとか、大切に味わいたいという気持ちになる。リボベジで味わえるのは、お得感や、栽培の楽しさだけではないのだと、実際に育てて感じることができた。
が、しかし! これで終わりかと思いきや、なんと豆苗は一度収穫してから、もう一度成長するという情報をゲット。まさにミラクル野菜である。ということで、早速、元のポジションへ。また、食べられる日は来るのか!? 豆苗栽培1日目が、今日からまた始まる。