自分の子供だからこそ立派な大人に成長して豊かな生活を送ってほしいですよね。
そのために必要なのが勉強。
もしかしたら皆さんも、子供の頃に勉強が好きだったらどれほど今が楽か想像したことはありませんか。
私は毎日痛感しています。
子供が勉強嫌いなのは仕方がありませんが、勉強を好きになるためには、工夫が必要なんです。子供が勉強好きになる方法を紹介します。
【親がお手本となる】
子供は親の真似をして成長するもの。
「それどこで覚えたの!?」って驚く言葉をいつの間にか使っています。
さぐりを入れてみたら自分が発言していたことを真似していたケースはよく耳にしますよね。
子供は常に親を観察する研究者なのです。
だからこそ親の言動が大事。仕事帰りにぱっぱと家事をこなす親を見ると、マネして学校帰りに家事を手伝ってくれるでしょう。
もし子供に勉強をしてほしいなら、まずは勉強しているところを見せてあげましょう。子供が目に付くところで読書や資格の勉強。将来役に立つ知識が身につき、子供も真似して勉強してみるので一石二鳥でしょう。
文部科学省の調査によると家に本がたくさんあればあるほど子供の学力が高くなっていくという結果が出ています。
諸説ありますが、好奇心旺盛な親がたくさんの本を読んでいると、その姿をマネして子供もたくさんの本を読むようになるから。
興味の幅がひろがるだけでなく、好奇心を満たした達成感を味わうことで、どんどん「勉学」に自身を持つようになるでしょう。
自分の学びのため、お子さんの成績のためを思って読書を習慣にするのと、良いお手本になるはずです。
【勉強を強制しない】
勉強せずにアニメを見ていたりゲームをしている姿を見ているとついつい「宿題やったの?」って声かけたくなりますよね。
しかし、こういった勉強を強制する発言は子供の学習意欲を下げてしまいます。
強制してしまうと楽しいものではなく“やらなければいけないもの”というイメージを持ってしまいます。
最初のころは我慢して続けられていても、いつの間にか苦痛になり遠のいてしまうことでしょう。
まずは、勉強は楽しいというイメージを持ってもらうことが重要!
そのためには、勉強をしたら褒めてあげることが効果的です。
誰だって褒められると嬉しくなり、「次も褒められるためにがんばろう!」と続けるきっかけになりますよね。
さらに効果的な褒め方は、勉強した過程を褒めること。
テストで良い成績を取ったときは、「よくここまで勉強をがんばったね!すごい!」
勉強の努力を褒め、苦労を知っていることを伝えることで子供はもっと頑張ろう!という気持ちになります。
ここで注意したいのは、「頭がいいね!」と才能を褒めてしまうこと。
コロンビア大学のミューラーの研究によると才能を褒めた子供は勉強の意欲が下がり、逆に努力を褒めた子供は勉強の意欲があがったことが分かっています。
愛するわが子の才能は褒めてしまいがちですが、ぐっと心の底にとどめて我慢しましょう。
【考える時間を与える。】
「ママこれなに?」って聞かれるとついつい答えちゃいますよね。
コミュニケーションの一環としては良いことでしょう。
しかしあまりにも教えてすぎてしまうと、子供が自分で考える習慣がなくなってしまいます。
算数の答えや英語や漢字の読み方は「きっと誰かが教えてくれるから今はいいや」と、自発的に学びにいこうとする意欲が下がってしまいます。
教えてあげたい気持ちはわかりますが、「これぐらいは自分で考えさせよう」と思ったことはあえて教えてあげないのも手です。
これなに?と聞かれたら「なんだろうね?」と逆に質問して興味を持たせてあげましょう。
自分で考える力は勉強をしているときにかなり有利にはたらきます。
難しい問題を乗り越えるには、答えを見つけるために根気よく考える必要があります。
その時に自分で考えて答えにたどりつくと達成感がえられ、自身がつきどんどん勉強が楽しくなるでしょう。